【プロレス】7.14 全日 後楽園大会 | ~‡コキュートス‡~

【プロレス】7.14 全日 後楽園大会






(ーAー)全日本プロレス

『2013 SUMMER ACTION SERIES』

        *開幕戦 [7/14.後楽園ホール]


「全日本の看板を守るビックリマーク」と残留した“エース”諏訪魔を筆頭に、秋山準らバーニング勢も所属となって新たなスタートを切った“新生・全日本プロレス”最初のシリーズの開幕戦メラメラ


分裂の経緯や、新生・全日本及び武藤敬司率いる新団体『WRESTLE-1』のそれぞれの所属選手等については、こちらの6.30両国大会を参照して下さいメモ



(ーAー)分裂については

選手間の軋轢等の問題ではないだけに、尚更「何でこうなっちゃったかなぁ叫び」という思いが拭えないわけですが…

もう賽は投げられてしまいましたあせる


(ーAー)という事で

新生・全日本に残ったメンバーを見てみると、三冠ヘビー級王者・諏訪魔、“GET WILD”の大森隆男&征矢学、さらには「ハワイの大学で経営学を学ぶため」プロレスを休業していた太陽ケアが本格復帰し、フリー参戦していた秋山準、潮崎豪ら“バーニング”の5人も正式入団…と、なかなかの顔ぶれが揃ってますねひらめき電球



大会オープニングでは、所属選手の入場式が行われ、選手会長・諏訪魔から改めての決意表明が発せられましたカラオケ


そして、諏訪魔に呼び込まれる形で“全日本プロレスの生き字引”渕正信が登場アップ

今回の分裂騒動に際し、その去就を明言していなかった渕ですが…「生涯全日本プロレス一筋ですビックリマーク」と宣言し、新生・全日本の一員となる事を表明しましたキラキラ

(前列真ん中が渕さん)

(ーAー)いやぁ…

気にはなってたんですよ、渕の去就。

あんまり話題にもなってなかったようですが、やっぱり渕がいない全日本は全日本じゃありませんからねパー…え、違うのはてなマークあせる



(ーAー)今大会(今シリーズ?)は

外国人選手もレギュラーのジョー・ドーリング(厳密には太陽ケアも外国人ですが…)しか参加しておらず、少ない所属選手とフリーの日本人選手何人かしか出場していないため、全5試合というちょっと寂しい試合数でしたが…

逆に新生・全日本の再出発という意味では、下手にゲスト参戦選手で人数増やすよりも正解だったような気もしますひらめき電球




■第1試合では、世界Jr.ヘビー級王者・金丸義信が“コミカルさを封印した(?)”SUSHIと一騎打ちドンッ


全日Jr.のほとんどの選手が離脱した事もあり、気合いの入るSUSHIが大善戦しましたが…

最後は金丸がディープ・インパクト→ブレーンバスター→タッチアウトとフルコースで貫禄勝ちアップ


(ーAー)うーむ。

マスクの上の“寿司”も無くなって、ちょっと格好いい感じのビジュアルでシリアスな闘いにシフトチェンジしたSUSHI選手ですが…

“SUSHI”のまんまで、シリアスに…と言われてもねぇ(苦笑)

どうせなら、リングネームごと変身した方が良いかとパーあせる




■アジア・タッグ王者・鈴木鼓太郎&青木篤志が、佐藤光留(パンクラスMISSION)&MAZADA(フリー)の異色コンビと激突ドンッ


“腕に覚えあり”の青木と佐藤が、グランドで意地と技術を張り合うという、マニアには堪らない攻防を見せましたアップ

この両者、是非とも一騎打ちでやり合っていただきたいパー


試合の方は、青木がMAZADAを腕十字で仕留めて、アジア・タッグ王者コンビが勝利合格




■白石オーナーと一番ソリが合わないのかと思われたKENSOですが、全日本に残留しましたあせる

プロレス界においては、表面的なアングルと裏側はいっしょではないでしょうし、KENSOにはKENSOの考えがあって残ったんでしょうから、突っ込むのは野暮かも知れませんね(笑)


そのKENSOが“全日本プロレス再入団”を果たした秋山準と一騎打ちを行いましたドンッ


(ーAー)ご存知のように

秋山はかつて全日本プロレスでデビューし、三沢光晴のノア設立に伴って退団、ノアの中心選手として活躍してきましたが、昨年末でノアを離れ、全日本にフリー参戦していました。

で、今回の分裂・再編成にあたり、バーニングとしてフリー参戦していた潮崎豪、金丸義信、鈴木鼓太郎、青木篤志と共に「全日本プロレス所属選手」となったわけですねひらめき電球


昔からのファンに取っては“全日の秋山”という響きは懐かしいような、違和感があるような、(悪い意味ではなく)複雑な心境なんですけど(苦笑)…

新生・全日本にとって、秋山準という選手を手に入れた事は、非常に大きい事ですねアップ



(ーAー)さて、試合の方ですが…

奇襲を掛けたKENSOがペースを握ったのも束の間、すぐに立て直した秋山が厳しい攻めを見せて試合を支配していきます爆弾

これにKENSOの奮戦もあって、見応えのある激戦となりましたが…

最後はリストクラッチ・エクスプロイダーからのカバーをあえてカウント2で解除した秋山が、ランニング・ニーパットを一閃ビックリマークあせる



秋山が喰らい付いてきたKENSOをしっかりとねじ伏せての快勝アップ




今年の1.3後楽園を最後に「故郷ハワイで経営学を学ぶため大学に通う」という理由で、全日本プロレスから離れていた太陽ケアが、分裂騒動に揺れる全日本を救うべく(?)6.30両国で復帰ひらめき電球

改めて新生・全日本の所属選手としての本格復帰を決めました合格


(ーAー)うーむ。

「大学で経営学を学ぶ」という話はどうなったんだろう。と誰もが思ってるかと思いますが…

そこは突っ込んじゃいけないところかも知れませんね(笑)


何にしろ、手薄になった全日本プロレスにとっては“全日本プロレス”を感じさせるという意味でも、頼もしい助っ人ですねアップ



そのケアがジョー・ドーリングと外国人コンビを結成し、大森隆男&井上雅央と対戦ドンッ


雅央はノアの色が強いですけど、現在はフリーの選手ですし…“雅央ワールド”と称される個性抜群の試合巧者という事で、お呼びが掛かったんでしょうかひらめき電球


…とは言いながら、この試合においてはあまりコミカルな味を出してる暇もなく(笑)、周りの3人の「いかにもプロレスビックリマーク」という迫力満点の闘いが中心となりました♪


最後は、ケアのTKOを喰らった雅央が、ドーリングの必殺レボリューション・ボムに轟沈ダウンあせる



勝利したケアは、ドーリングの三冠王座挑戦、そして2人で組んでの世界タッグ王座挑戦をアピールしてましたひらめき電球


ドーリングは三冠王者・諏訪魔と“ラスト・レボリューション”を組んでいましたが、この再出発を機にチームも再編成されるのかなはてなマーク




■新生・全日本の記念すべきスタートとなった『サマー・アクション・シリーズ』開幕戦のメインを飾ったのは、諏訪魔vs潮崎豪の…

(゚∀゚)60分3本勝負ビックリマーク


昔は珍しくなかった3本勝負ですが、時代の流れか…1本勝負が当たり前になり、現在ではほとんど行われていない試合形式ですねあせる

というか、3本勝負を行う事自体が特別ルールになってるのが、現在のプロレス界と言えるでしょうひらめき電球


全日本プロレスでは昨年の何月だったか…私は観てないんですが…諏訪魔と真田聖也の一騎打ちを3本勝負で行い、諏訪魔が2-0のストレート勝ちを収めてます合格

また、先だっての6月にはWWE『ペイバック』にて、1本ごとにルールが違うという特殊な形式ではありましたが、ジョン・シナvsライバックのWWE王座戦で3本勝負が採用されましたねチョキ


(ーAー)で、

今大会の諏訪魔vs潮崎に何故3本勝負が採用されたかと言うと…

「選手も少なくなって、試合数も5試合しかないんでね…」(解説の渕正信・談)

(ーAー;)渕さん、正直過ぎます汗


(ーAー)それはともかく…

共に「新生・全日本は俺が引っ張るビックリマーク」と宣言している両者の一騎打ちは、再出発に相応しいカードですねクラッカー

4.18『チャンピオン・カーニバル』開幕戦での公式リーグ戦では30分ドローでしたが、6.2後楽園での世界タッグ選手権(秋山&潮崎vs諏訪魔&ドーリング)では潮崎が諏訪魔をフォールしており…

諏訪魔としては三冠王者の意地に賭けても一騎打ちでは負けられないですし、潮崎はこの一騎打ちでも勝利して三冠王座挑戦に繋げたいというシチュエーションですねひらめき電球



1本目、諏訪魔はジャンボ鶴田を思わせるキッチンシンクを連発してペースを握りますが…

潮崎も粘りに粘って反撃していき、3本勝負とは思えない激戦となりました爆弾あせる

最後は、諏訪魔がバックドロップ・ホールドでフォールし、先ずは1本先取アップ



(ーAー)2分間のインターバルを挟み…2本目開始メラメラ

1本目のダメージの残る潮崎を諏訪魔が攻め込むスタートとなりますが、場外戦で逆転した潮崎がペースを握りますキラキラ

しかし、諏訪魔の執拗なスリーパー・ホールドに潮崎の動きが止まってしまい…



レフェリーの和田京平がダウン・カウントを数える場面もありましたが、カウント10寸前で諏訪魔が襲いかかって反則カウントを取られるという、やや不可解なレフェリングに観客の一部からは「八百長だにひひビックリマーク」という野次が飛んでいたような。。。(苦笑)


(ーAー)非常に微妙な問題ですけど…

確かに“試合の流れ”として違和感が無くもない展開でしたねドクロ汗


その後、諏訪魔の攻撃を凌いで持ち直した潮崎が、ラリアットからゴー・フラッシャーを決め…

さらに至近距離からの豪腕ラリアットを決めて、2本目を取りましたアップ



これで1-1のイーブン、3本目に勝敗が委ねられましたひらめき電球


疲労困憊のはずの両者ですが、チョップとエルボーで激しくやり合い…

諏訪魔がトペ・スイシーダを見せれば、潮崎はトップロープ越えのトペ・スイシーダ(?)をお返しするなど、一歩も退かない死闘にビックリマークあせる


明らかに消耗していながら、激しくやり合い続けた激闘の結末は…潮崎の最終兵器で幕を閉じましたひらめき電球


(゚∀゚)リミット・ブレイクビックリマーク


本来のような充分な溜めは作れず、持ち上げたらそのまんま落下させた格好ではありましたが…この試合観てた人なら「しょうがねえなあせる」って感じたんじゃないですかねはてなマーク

というか、逆に真っ逆さまにいきなり落ちた事で諏訪魔はかなりダメージ受けたようなドクロ汗


ちなみに、潮崎が“最終兵器”リミット・ブレイクを使用するのは「全日マットでは初めて」でしたアップ


(ーAー)この結果

1本目を先取され、2本目には失神寸前まで追い詰められた潮崎が、逆転の2-1で三冠王者・諏訪魔に激勝!!あせる



この試合の結果を受けて、8.25大田区体育館大会での諏訪魔vs潮崎の三冠ヘビー級選手権が決定しましたキラキラ

果たして、潮崎が勢いのままに三冠王座を奪い取り、“新生・全日本”を宣言通り引っ張って行く存在となるのか…

諏訪魔がリベンジと共に王座防衛を果たし、改めて“全日のエース”は自分である事を証明するのか…

(ーAー)見逃せない大一番ですねパー



(ーAー)話を今大会のメインに戻しますが…

3本勝負といっても、「最終的に2本取るための駆け引き」というような要素は、特に見られず…いつも通りのハード・ファイトをぶっ続けで敢行した。そんな試合内容だったんですねひらめき電球あせる

(ーAー;)これはキツ過ぎるだろ汗


往年のある意味じっくりとしたプロレスならば、3本勝負にも味があったんですけど…

時代と共に激しく進化した“今のプロレス”での3本勝負は、ちょっと時代にそぐわないような気がしましたねぇ叫び汗

あんなに激しくやりあった直後に、また激しくやりあって…さっき負けた方が逆転してしまう。というのは、穿った見方をして下さいと言ってるようなもんじゃないですかねはてなマークあせる


なぜ、プロレスから3本勝負が消えていったのか。

その辺も一考の余地があるんじゃないでしょうか?


(ーAー)何はともあれ

リ・スタートを切った新生・全日本プロレスクラッカー

選手は少なくなりましたし、この分裂騒動を巻き起こした張本人・白石オーナー(社長)には腹に一物あるファンもいるでしょうけど…

今後に注目すべき団体としての、立派な再出発興行でしたキラキラ

(ーAー)y-~~










秋山、大森、ケア、渕、そして和田京平、“かつての全日本プロレス”を感じさせる“新生・全日本”…不思議な感じもしますねとAndroid携帯から投稿